Apple PDF Crasher for Users
一般ユーザ向けに簡単にまとめたページです。詳細はこちら。
なにがおこるの
端的にいうと、Apple製品で特定のPDFを開くとアプリが落ちます。
駄目なアプリは?
落ちるアプリはSafariのようなブラウザ、プレビューに限らず、内部的にそれらを使っているものも含まれます。
たとえば、iOS用のTwitterアプリでリンクを開くと、Twitterアプリが落ちます。これは内部でSafariの機能(あるいはビューアの機能?)を使っているためです。
落ちるのはTwitterアプリが悪いわけではなく、それが中で呼び出しているSafariが悪いのです。
大丈夫なアプリは?
現在のところ、iOSに大丈夫なアプリは知られていません。Mac OS XではChrome等独自のPDF表示用エンジンを持つものは大丈夫です。
どうやって区別するの
大丈夫なアプリとそうでないアプリをユーザが区別する方法はありません。開いて落ちた段階ではじめて「ああ、駄目なやつだ」とわかります。
どうしてまずいの
このバグがまずい理由は二つあります。
リンクを開いただけでいつでも落ちる可能性がある
Webブラウザでリンクをクリックしただけで、あるいはアプリ内でリンクをクリックしただけで簡単に落ちるのはどう考えてもまずいです。これでは安心して使えません。
アプリが永久に利用できなくなる恐れがある
iOS4や5のSafariがこのタイプです。
これらのSafariで現在開いているタブを保存する機能を使っている場合、落ちたタイミングでのタブを記録してしまいます。
結果として、起動直後にクラッシュするようになってしまいます。(履歴だかタブ情報を消して復旧させることはできます)
同様の機能を持つアプリでは永久に起動できなくなり可能性があります。
なおされないの
Appleによれば、これはセキュリティ上の問題ではないためセキュリティアップデートは行わないとのことです。
ただし、今後通常のバグ修正扱いで更新される可能性はあります。
このページについて
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変更履歴
- 2015/1/23 14:20 iOS用Chromeの追試・再現が完了したため修正
- 2015/1/22 19:00 Chromeの状況について修正
謝辞
iOSのTwitterアプリ周りの情報は@kuros0氏よりいただきました。